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東京イタリアン/三輪亭
住宅街の四つ角にある三輪亭。南チロル郷土料理の店である。

00看板
住宅街にひっそり。店内は満席の賑わい

チロルはアルプス山脈東部の地域。住民はドイツ系である。ところが、第一次大戦の結果、チロルの南部の南チロルとトレンティーノはイタリアに帰属することになった。以来、チロルはオーストリアとイタリアにまたがる地域となった。
ドイツ系であるにもかかわらず、イタリアの領土にすむことになれば、当然、反発も起こりがちになる。その対策として、チロルのイタリア側ではドイツ語の教育が行われ、1946年からは自治が認められるようになっている。
そのようなわけで、イタリアの中にあるドイツ風のモノがチロルにはたくさんある。

さて、まずはビール。
フォルストビールのシクスタスはダークな色合いであるが、濃厚過ぎもせず、するっと飲めた。

01シクスタス
シクスタス

菊芋のスープで一息。大地の香りがゆっくりと立ちのぼる。

02キクイモのスープ
前菜の前に…

カラフェで白ワインをいただく。トラミナーのスパイシーで華やかな香り。生ハムに良くあう。トラミナーはゲヴェルツの同種。こちらもまた、国境に咲いた花。

06トラミナーアロマティカ
トラミナー

04生ハム
生ハム

パンをかじりながら待っていると、カボチャのシュペッツレの登場。南ドイツあたりでよく見かけるショートパスタ。

03パン
パン

08カボチャのシュピッツレ
カボチャのシュペッツレ

ここから先はゴッツリ系なので赤ワインにギアチェンジ。ラグラインは北イタリアのフルボディ。舌のまん中を通ってするっと飲めるが、舌の両サイドに果実味が残って余韻が楽しめる感じ。鼻に抜ける芳香は、初夏の草原から立ちのぼる土のにおいを連想させる。

09ラグライン
ラグライン

ヴァイスブルストはもっちりとして皮から良くはがれる。フレーバーが上品で腸詰めの感じがしない。

10バイスブルスト
モチモチしたヴァイスヴルスト

シュニッツェルは…。こりゃすごいボリュームだな。叩いて伸ばしたペラペラの肉に衣をつけてあげた奴を想像していたら、肉厚のステーキが揚がって出てきた。肉の旨味を閉じこめたちょっと見たこともない逸品。

11シュニッツェル
これは揚げステーキだ

最後はさわやかにソルベカモミール。高原の雰囲気を勝手に出してみた。

12ソルベカモミール
さわやかにカモミールソルベ。あわせるのはコーヒーではなくグラッパ

うーん、うまかった。
イタリア料理というと間違ってはいないし、ドイツ料理とほとんど共通でもある。イタリアからドイツに繋がる不思議なグラデーション。しつけのいいドイツ料理を食べた感じか。
日本では感じることのない「国境」を食で意識できる貴重な体験だった。

東京イタリアン

JUGEMテーマ:グルメ
| メン | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
素晴らしい料理
美味しそう
嬉しいレストランですね
| ryuji_s1 | 2011/03/05 10:19 AM |
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