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世界最大の私営電力会社
東京電力は電力供給量などいくつかの観点では世界一の私営電力会社らしい。

エネルギー大国のアメリカではなく、日本に世界一の私営電力会社が存在するのは、戦前の日本で電力の国家統制が行われたことによる。
日本発送電が設立されるまでは470もの電気事業者が日本に存在したが、1939年の同社設立により、発電・送電をするのは日本発送電1社が独占、各家庭の配電をエリアに分かれた9社が分担する形となった。戦後、GHQの方針で日本発送電は解体され、1951年に配電会社のエリアを元とする9つの電力会社が作られた。1972年の沖縄日本復帰後の沖縄電力とあわせ、現在の日本には10社の私営電力会社がある。

日本と比べ、アメリカでは電気事業者数がけた外れに多い。2006年の段階でアメリカの電気事業者数は3268もある。そのうち、地方公営が2010、協同組合営は882。私営は217と全体の約7%に過ぎない。
数こそ少ない私営電力会社であるが、規模は大きいようで、アメリカの電力供給量における私営電力会社の割合は61.9%を占める。しかし、いかにアメリカのエネルギー消費量が膨大であっても、所詮217社の供給の合計であるので、1社の規模に限界がある。
元祖自由主義経済のアメリカで電気事業に公営が多いのに、日本では100%私営電力会社であるという点に着目するか、結局日本の電力会社は国の統制を引きずった名ばかり民間企業という点に着目するか。

いずれにしても、電気事業の公共性を鑑みると、利益追求型の一般企業が事業を営むのは危険が多い。アメリカではエンロン社による大混乱も実際に起きている。EU内は電力の自由化がなされているといっても、欧州最大のフランス電力公社の株のうち、70%はフランス政府の保有であり政府管理の下である。

原発の問題で揺れる東京電力であるが、設立の経緯や他国の電力事業の立ち位置からすれば純粋な民間企業の範疇とは言いがたい。にも関わらず、政府が「民間企業である東京電力に手は貸せない」などと言ってしまったなら、それは実態を無視した発言であり、責任逃れの詭弁でしかない。

JUGEMテーマ:ニュース
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コメント
フランスEDFの方がずっと大きい。TEPCOとは発電量が2倍以上違う。
| noir | 2011/05/14 11:00 PM |
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